非常勤講師になった一般人

新卒非常勤の脳内を垂れ流します

明日社会に出る身なんですけど

さてさて、もう明後日から社会人ですよ。なんだかな、早いとは言えないんだけど、来るときは来るんだなと。期末テストに全く準備してなくて、いっそ先生休まないかなっていうあのメンタルに似た感覚ですが、まあ世の中は待ってくれないし進みますよね。

もう僕たち、人生の第一フェーズ終わりましたよね。これからは今までの学生時代に何を蓄えてきたかが如実に、無慈悲に、遠慮なしに浮き彫りになるでしょうね。怖い怖い。本当に、高校卒業していきなり社会の荒波に挑んでいった旧友には頭が上がらない。自分は4年の猶予、いやそれ以上の物を運よく頂いたのだけれども、それをただただ消費しただけの人間だ。これから、その頂くにあたってかかったものをどうやって親に返していけばよいのか。また、同時に教師として生徒に迷惑はかけられない。大学の先生に散々言われたんだ。「生徒が一番の被害者です。」その通りなんだ。

一人間として、息子として社会人になりたかった思いと、本当は教師の器ではなく自分がなろうものなら生徒が被害者になるという考え、この板挟みにもがきながら、結局前者に従った。つまりは、自分はもう教師を全うしなければならない、たとえ自分が器でなくても。

今日風呂につかりながら、そんなことをずっと考えていた。そして、上がったころには、もし今なげだしたらどうなるんだろう。なんとかなるんじゃない?なんて逃げの考えが浮かんで、すぐ我に返った。そんなことできるわけないだろ。

こんなやり取りがぐるぐると断続的に展開されている。いつものエンディングは、「最初から完璧にこなせる人間はいない、やれるだけ全うさせてもらおう」これに尽きる。

この大学生でもなければ、社会人でもないこの春休み、とても貴重な体験だった。特に、遊びふけるでもなくまた勉強に没頭することもなかった。ただ、朝起きてイヌの散歩に行きうまい飯を用意してもらって、適当に車を走らせたり家の片づけをしたり、そして夜にはざぶんと湯につかり、なんとなくためになりそうな本を読む。眠くなった寝る。

一か月後どうなっているのか、怖さしかないね。まず、感情が残っているのかそこから心配だ、なんて怖がりすぎかもしれないけど、皆さんはどうですかね。同じ境遇の人、正反対だって人いろいろだと思いますが、いっちょかましてやりましょうや。僕らの第二フェーズまであと一日。