常勤講師 ガチの日記
今年度でやめる常勤講師です。
久々にT2で入って、改めてこの時代での一斉授業の限界を感じた。
ずっとうつむいている能力の足りない子供、かたや塾などでわかりきったないように辟易し適当に時間をやり過ごす生徒、ずっと先生の話を聴くだけで何も生徒の活動がない講義式の授業。
毎回、こういう光景を見せられて、内心気が気ではない。子供に申し訳なく思うと同時に、自分たちもこういう風に、何も考えず時間を過ごしてきたんだろうよとも思った。
そもそもここまで考える必要はないのかもしれない。結局生徒は覚えていないのだから。
だが、その積み重ねが彼等の未来を壊してしまう、いや壊すではない。
自分たち、教師の頑張りで生徒の可能性などどこまでも伸ばせるだろうと思ってしまう。
要は、教師が子供のために働くだけ、その分だけ生徒は伸びると思っている。この思考回路のため、休暇も心は休暇ではない。私生活もあったもんではない。
こうして駄文を世間にさらしているこの間にも教材研究していれば、生徒はその分伸びるだろう、そう思ってしまう。
それがために、私は今年度でやめる。きりがないのだ。24時間働かなければならないと、考えてしまっていることになるであろう。
一度、教師という重すぎる名前から降りたいと切に思うのである。
教師は、聖職者だ。そうあるべきだ。