非常勤講師になった一般人

新卒非常勤の脳内を垂れ流します

非常勤講師286日目(思考反芻)

連日の13時間労働にも関わらず、体の調子は良い。

職員室に長くいた方が精神衛生上良いという、外野の人間から見れば完全に洗脳された社畜にも見えるだろうが、これは本当のことだ。

結局、授業は作り続けなければならない。明日が土曜日だろうが日曜日だろうが、生徒たちに来週以降ずっと授業を提供させてもらうことになる。

結局、教師は授業づくりをやめるわけにはいかない。

そしてここで知っておいてほしいことは、授業づくりに「終わり」はない。

内容を詰めようと思えばいくらでも詰めることができる。

時事問題を取り入れるもよし、世界に目を向けても良い、彼らの将来の選択肢を増やすきっかけのためになにか映像か何かを持ってくるもよし。ああ、けどまずは授業の進度、他クラスと合わせないと。いやいや、そんなの二の次でしょ、今の彼らに必要な能力は、、、

キリがないのである。

そして、毎回この繰り返しである。ここで最悪なのが、思考だけが回転し深化し、そして原点に戻るいや、ふりだしか。この過程をもって自分の体力を使い果たし一日を終えるのである。

つまり、形として残るものは無いというわけだ。結局、確保されるべき質に到底及ばない授業が完成するわけだ。

 

このままではいけないと、ようやく悟った自分。

 

家では全くと言ってよいほど、授業準備などできやしない。

これもまあ塾の功罪の側面の一つである。思えば中学生から家でまともに勉強してはいなかった。

「塾じゃないと集中できない。」とのたまっているそこの息子娘さんは要注意だ。

何かと理由を付けて、周りのせいにして、結局自分に何もできないことに気付くことができない、とんでもない世間知らずでどうしよもない人間になってしまう。

 

結局、私は職員室で残業してでもこれから来る未来に備え続けることが、生徒のため、そしてそれは自分のためになる。

家に帰っても、気持ちだけが焦るばかり。

やるべきことは終わらない。

ならば、やるべきことが終わるまで帰らなければ良い。

 

私の世代は、いわゆる残業は悪だという振興派の流れをくんでいるが、そもそも教師にとって残業はもはや必須である。

残業ありきの仕事量だ。本当にそう思う。非常勤でさえそう思うのだから、正規や常勤講師の先生方はより残業ありきだろう。

現に、周りの先生方は平気で午前7時前から午後10時ごろまで学校におられる。それを最低でも5日、そこに土日の部活動等が入ってくるわけである。

はっきり言って、化け物である。なぜ壊れないのかが不思議で仕方がない。(壊れる先生ももちろんいる。)

 

とにかく今日の感想としては、職員室は集中できるよってこと、自分が単純な作業をしている中でも、その隣ではほかの先生方がいろいろな問題に真摯に対応して奮闘しておられるので、自分も頑張らねば。あの先生でさえ謝りに謝って、深刻な面持ちで改善策を会議しておられる。と刺激をもらえる。(音楽を聴きながらのつづりはだめだ。言葉が、タイピングがゴミだ。)

 

結論:残業最高!!職員室万歳!!()