非常勤講師になった一般人

新卒非常勤の脳内を垂れ流します

非常勤講師18日目

どもこんばんは。昨日の日記ひどいもんですね全く。病人そのものって感じ。今日も今日とてまあそう鬱のそうの部分が存分に発揮された日でしたね。

総括すると、学校で無敵でした。昨日はあんなに神経を無駄にとがらせ、視線視線にビビッていたのに今日はなんと一日座りっぱなしで、図書館レベルの静かさの中でしか読書をできない私が、逃げ出すことなくやり遂げました。なんという快挙。これには理由があります。

昨日の夜、一日の振り返りを日記として残した後、大学の親友から電話が。一昨日私から連絡してその返事でした。寝る寸前だったので一瞬知らんふりをしてやろうかとも考えたが、その選択を選ばなくて正解だった。相変わらずあいつはすごかった。毎日、生徒と関わりその保護者とも関わり、生徒数を増やすべく毎日奮闘しているとのこと。また、新卒でありながらあいつは塾の長をやっている。同学年に近い大学生を雇いともに働き、経営の知識もままならぬままその世界で奮闘の日々出そうだ。仕事が山のように出てくるらしく、「仕事が終わらないとはこういうことなんだ」と心からの声をもらしていた。

しかし、そこで親友の尊敬すべき点、そして私との決定的な差に気付いた。彼は彼の周りに存在するであろう数多くの苦労ストレス不安よりも、意義感謝将来について常に言及している。

彼は生粋のポジティブ思考であり、ほめ上手なのである。思えば、彼はどんなに過酷でそれが無意味なものとわかっていても、それを乗り切ることで得るメリットに焦点を合わせていた。しょうもない上司のもとで3年間アルバイト、どれだけこきを使われののしられふんぞり返られても、決して表にその反感を出さず(陰では言いたい放題であった)、皆が手抜きで全く用意をしない宿題であっても容赦のない準備を武装していわゆるクソ授業に臨んでいた。

はっきり言って、彼は異端児だ。確実に有名になる。彼は日ごろからそのようなことを声を大にして言っていて、僕ら友人4人組の中でそれは恒例のネタのようなものだったはずなのだが、いつしかその大それた言葉たちは約束された未来へと変わっていった。

彼はいま、次期社長に気に入られ、その会社を大きくしていくという共有の目標をもってして日々働いている。社長に感謝されるそんな関係を弱冠22歳で築いてしまっている。彼とは遺伝子レベルで勝てない人間のように思えてしまうほど、比較するにもしようがない崇高な存在になっていった。

時に自分は悲しくなる。決められた人格に時として恨みさえ覚える。自分にはどうやら人が寄ってこないようだ。いかんせん子供には持てるのだが、今日も特に人を寄せ付けなかったのだ。ひたすら、本に向かい周りの先生方の談笑を、なんとかミュートにしようと、字幕をオフにしようと奮闘していた。

その読書時間、前述したように、私は無敵であった。カーネギーの論理的で痛烈な言葉たちに鼓舞され、 「ある結果を求める心が真に切実ならば、その結果はほぼ確実である」なんてそんなかっこよいこと言われれば、誰だって。「休校中で喫緊の課題がないがために、いつでも誰かのつぶやきに反応できるような精神状態で教材研究していますみたいな、一番中途半端な意識しかもちえないような集団に、誰が溶け込むか。俺一人、明るい未来に向かって突っ走ってやる。いつか後悔させてやる」なんて考えながら、ただ一方方向に拓けた大きな目標に向かって一心に本をめくった。

その目標とはまさに、彼と一緒に働くこと。がむしゃらにただ子供の将来のために彼と働きたいのだ。そのためにできることを、たとえ職場に仲間ができぬとも、やるのみなのだ。

以前の私とは比べ物にならないほど、強い自分であるとつくづく感じる。確実に日々強くなっている。これをただのそう鬱の症例にしたくない。明日も明日とて、その目標一心に、周りを置いて行ってやる。「まだいたんですか?帰らないんですか?」なんて言われた今日は、まさしく記念日である。言われたとたん、今までの自分が一瞬弱音を吐きそうになった。しかし、無意識に「嫌がられようとも居続けてやりますよ」と笑顔で言ってやった。演技ができない自分を理解できているからこそ、この自分のいでたちに感激した。信念を貫くことができた瞬間だ。

なんと言われようとも、自分が今未来の自分のためにできることをやるのみ。あいつと一緒に、心の底からの意見のぶつかり合いを繰りかえし、ともに苦労し時に仲たがいし、ただ一心に生徒のことを想って働きかけるそんな未来のために。自分の出来ることを。

6:50 倦怠感。起床渋る     

7:40 出勤

~16;45 読書。事務員さんとお話がてらお手伝い。先生と極小のコミュニケーション。英語。脳内メモ。緊張感に勝利。少しばかりのわだかまり。必要悪。

21:04

~22:04 記す。また明日。